作家、演出家、前川知大の鈍ら(ナマクラ)な日々。時々切れ味の良い日も。かなり不定期更新。
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前川知大仕事状況
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[小説] 「散歩する侵略者」 メディアファクトリーより発売中 [連載] ■週刊モーニング(不定期連載) 「リヴィングストン」 漫画:片岡人生 原作:前川知大
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前川知大          (まえかわともひろ)

  • Author:前川知大          (まえかわともひろ)
  • 海の生き物とキノコと豆、乾物が好きです。F1と料理が好きです。UMAや地獄の関係者も好きです。漬物だけは勘弁してください。
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2006.12.27 Wed
伝わってないけど伝わってます。
20061227.jpg

ここ三日程、夜型生活になっている。
台風のような風の音を聞きながら布団の中でまどろんでいると、
外から街頭演説のような声が近付いてきた。
時計を見ると正午、もう少し寝ようかと至福の時を享受していた、のだが、
街頭演説の声が気になってしょうがない。
どこが気になるのかというと演説が片言なのだ。日本語が上手く話せていない。
文節の区切り方からアクセントまで滅茶苦茶で、半分は何を言っているのか不明だが、
「悔い改めよ、終末は近い」というキリスト教の終末論であるのは分かる。
社会の矛盾や問題点を列挙し激しく糾弾、しているのだろう、たぶん。聞き取れる単語から類推する。
まぁ意味不明だが、とにかくキミが怒っているのは分かった。
聖書の引用なんかより、そんなキミの「熱」の方が人々の目を覚まさせるのには効果がある。頑張りたまえ。と思いつつ、自分の目もすっかり覚めてしまったことに気付く。風が強い、洗濯物が幾つか飛ばされただろう。

ふと、中途半端なところで街頭演説の声が止まった。
気になり布団から出て窓を開け、下を見る。ちょうど演説カーはウチの前を通り過ぎるところだった。なぜやめたんだろう、読めない漢字でもあったのだろうか。
次の瞬間、演説は再開した。しかしそれは熱どころか、体温すら感じられない録音テープの垂れ流しであった。
ただ存在だけを主張し、伝える意思の感じられないメッセージはメッセージでも何でもなく、ただの雑音だ。大切なことを伝えるんだろう?誰が何の為にやっているのかすら不明の雑音はゆっくりと視界から遠ざかっていく。
シラけたので窓を閉めようとすると、いきなり録音テープの上からお構いなしにマイクで演説が始まった。さっきの片言の(おそらく)外国人だろう。ただでさえ片言なのに録音テープと同時に喋るので、まるで乱闘騒ぎのような混乱だ。ますます意味不明だが、とにかくいいぞ!と思った。もっとやれ。
しかし10秒もしない内にマイクの音もテープも途切れた。

想像だが、
先輩信者(日本人)に、
「お前ちょっと何言ってるか全然わかんないから、やめてマジで。」
とか言われてマイクを取り上げられた外国人は、
昨日3時までかかった日本語原稿を片手にしょんぼりしていると、
おもむろにテープのスイッチを入れた先輩に対し、
「このインチキ野郎」と心中穏やかでなく、
信号待ちの演説カーのハンドルを握る先輩の目線が、
横断歩道を渡る小学生男子をいやらしく追っているのを、
彼は見逃すはずもなく、
自分はここで何をやっているのだろうと故郷のカンザスシティーを思い出している。
先輩がブレーキから足を離すと、
車は這い這いを始め、動き出した景色になぜか我慢がならなくなった彼は再びマイクを握ったのでした。
先輩は何も言わず車を止め、シフトレバーを「P」にあわせサイドブレーキを引く。
マイクのスイッチを切り一息ついて、彼にも分かるように四文字言葉を叫ぶのでした。

乱闘してないかなぁと思いつつ屋上に上がると、
予想通り洗濯物が幾つか飛ばされていた。
Tシャツが一つ、隅のヘドロの中に落ちており救出は不可能だった。
戦場で死にかけた友人にとどめを刺すように、あえてTシャツを踏みつけた。
お前のためだ。さようなら。
洗濯物を両手に抱えながらおもての道路を見てみると、
例の演説カーがまだ停まっていた。喧嘩しているようには見えない。
でも口喧嘩くらいしているのかもしれない。彼は片言なので分が悪いだろう。
正直なところ、遠くてよく分からなかった。



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2006.12.21 Thu
新陳代謝
ase.jpg

この時期は何かと酒を飲む機会が多い。
そのため酒を飲む可能性がある時はなるべく電車で動くようにしている。
基本はバイクか自転車なので、電車はほとんど利用しないのだが、昨今の飲酒運転への風当りの厳しさに私も認識を新たにした次第である。いちおー言っておくと、これは別に今まで飲酒運転していたということを暗に示すものではない。
とにかく、酒を飲んでバイクを一晩路上に置こうものなら盗難、良くて駐禁の憂き目に遭う。駐車取締りが一部民間に移行した当時、それほど激しくなったとは感じなかったが、月ごとに処理件数は倍になっている。その理由はニュースによると「慣れてきた」ということらしい。なるほど「慣れてきた」か、なんかイラっとするがまぁしょうがない。
念のため電車で行き、そこで酒の席となると得した気分になる。バイクのためにひたすら烏龍茶を飲むのにも慣れては来たが、やはり上手そうにビールを飲むのを目にすると料理も味気なく感じる。
また、せっかく電車で行ったにも関わらず、酒の席にならなかった時は、それはそれで何か損をしたような気分になる。別に損はしていないはずなのだが、電車嫌いの私にはわざわざ電車で来たのにという思いがある。特に酒を飲む約束をしていた訳ではない先方には迷惑な話だろう。
付き合いの長い劇団員などは、打ち上げなどに私が電車で来ているとそれだけで労ってくれる。「電車で来たんだね、えらいね。」別にえらくはないだろう。私は割と甘やかされている。
電車が嫌いな要因の一つに、私の新陳代謝の良さがある。この時期、家を出た時に丁度良い防寒度で外を歩くと、大体5分で手袋とマフラーを投げ捨てたくなり、10分で帽子をはぎ取ると坊主頭から湯気が上がる。駅構内に入るとコートの中がサウナ状態になり、電車に乗った時には既に汗だくになっている。みんなどうやって体温コントロールしてるんだ?車内でメガネを曇らせ汗を拭くのははっきり言って恥ずかしい。その恥ずかしさからまた汗をかく。もし駆け込んだ先が女性専用車両だったら、正気を失っていたかもしれない、服を全部脱ぎ捨て、失禁していたかもしれない。いや、それはただの願望だろう。
私は常識人なので、人から大きく外れることがそれなりに恐ろしい。電車の中で一人激しく汗をかくのは、自意識の問題とはいえ、望ましくはないだろう。10年程前、兄とラーメン屋に入った時老夫婦と合席になった。雑誌で見たそのラーメン屋には二つの代表的な献立があり、私と兄はそれぞれを注文した。我々の勉強不足だったのだが、その二つのラーメンは、辛いものと、激しく辛いものという逃げ道のない二品であった。辛いものは嫌いではないのだが、激しく汗をかくのが嫌だった。樹木のない山が大雨ですぐに土砂崩れを起こすように、坊主頭は頭皮の汗を容赦なく顔面に垂れ流す。目に汗が、もういやだ!そんな時ふと兄を見ると、なんと私以上に大汗をかいており、鼻先から滴る汗がドンブリに流れ込み、なんかもう、循環している!って感じで驚いた。しかし全く動じずラーメンをすする兄はなかなか男らしいものがある。やたら発汗するのは家系らしい。
合席になった老夫婦はついに見かねて、ハンカチを貸してくれた。「これで汗を拭きなさい。」嫌悪感よりは笑顔だった気がする。しかし見ず知らずの人にハンカチを貸してしまうほど、対面の二人は汗だくだったのだ。ぐしょぐしょになったそのハンカチはその場で返したのかどうか、よく覚えていない。
以前稽古帰りに劇団員と辛いラーメンの店に入った時も、私は汗に怯えていて、ろくに味すら覚えていない。途中で隣にいた劇団員の國重を見ると、驚いたことに私以上に激しく汗をかいていた。しかし彼は笑顔で、動じるどころか誇らしげですらあった。
負けたと思った。


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2006.12.20 Wed
言論妨害
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2881855/detail
昨日からニュースになってる事件が興味深い。
サイゾーに掲載されたオリコンランキングの信憑性についての記事で、
コメントを求められた一人のジャーナリストに対しオリコンが5000万円の損害賠償を起こすという事件。
まず個人に対して5000万円ってのが容赦無さ過ぎというか、ブチ切れて殺しにかかってるような印象が怖い。それに本人自ら書いた記事でもなしで、何かがおかしい。
この裁判がどうなるか見守りたい。
このページが詳しいです。→音楽配信メモ

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2006.12.12 Tue
時計を見ているつもりでも私が見たいものだけを見せようとする何か。
noumiso.jpg

先日、17時から打合せがあったので、
予定としては16時まで作業し、歯を磨いて服を着替えてバイクに乗れば10分前に着くはずだった。
予想外のトラブル用の5分を足して15分前に着いた。
早過ぎても迷惑だろうと、路上で5分ほどアホみたいにボーっとする。
受付で17時からアポを取っている者と名乗ると、それを内線で確認する受付の人。
少し間があって、「17時ですよね、どうします?中で待ちますか?」と言われたので、待つと答えた。
時計を見ると7分前。待つというほどの時間ではない。いや、早すぎやたのか。分からない。
エレベーターで階上のオフィスに行き、打合せの約束がありますと告げる。
約束していた人は私の顔を見るなり、「早いです。」と言った。
どういうことだろう。3分前でも早いというのだろうか。分からない。
「17時からですよ。」と言われ、当然のように「ですよね。」と答えながら時計を見ると、
16時だった。
しまった!罠か?いや、分からない。何が起きた?
「16時からだと思ってました?」
2秒ほどボーっとして
「いいえ。今、が17時だと思って動いてました。」

約束の時間を間違えたわけじゃない。
1時間だけ未来にいた、私だけ。生き急ぎ過ぎた。
久々に会った友人から突然返してもらう貸したことすら忘れていたお金
のように沸いて出た一時間を、
ジョナサンのドリンクバーの前でカフェオレを注ぐことに費やした。


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2006.12.10 Sun
携帯アドレスを変える
cds.jpg

某通信会社の買収事件以降、
携帯への迷惑メールの数が異常に増えたってのは私だけじゃないと思うけど、
それにしても困ったもんである。何か他に原因があるのだろうか?
四六時中ピヨピヨ鳴る携帯が日常になり、指はメール削除の手順を覚えたものだから脊髄反射並に消しまくる。
この前友人とメールしたしないの議論になったが、犯人はこの指だと思う。
一日30~40の迷惑メールを律儀に削除し続ける私は完全に携帯の奴隷だった。
削除にかける時間が一件5秒として、40件で200秒。年間73000秒。30年で2190000秒。608時間、25日分だ。
恐ろしい。ゆっくり殺されるようなもんだ。
先月アドレスの入った名刺を200枚作ったばかりだから躊躇してたけど、やっぱりアドレスを変えることにした。

静かになった。とても。
それと以前は一日で切れていたバッテリーが四日もつようになった。
電気も無駄にしていたらしい。




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2006.12.03 Sun
実家へ帰ります。
hahaha.jpg

先週からテーブルの上に鎮座している巨大な冬キャベツを
どうしてやろうかと、ぼんやりと見つめながら朝食を取る日が続いた。
自分で買った覚えは無い。同居人の無言の挑戦だろうか。
昨日、朝食の準備をしていると半年ほど前に封を開けた小麦粉を見つけた。

私はお好み焼きに対する評価が低い。
評価すべき点があるとすれば、完全食たりえるということだろうか。
野菜、たんぱく質、炭水化物が一度に取れる。
そして確かに美味い。美味いのだが、
しょせんはB級グルメという印象が強い。
だって、だって決定的に味を決めるのがソースとマヨネーズじゃないか。
あんなファシストみたいな調味料に表面を焼け野原にされた料理なんて。

違うな。お好み焼きに罪はないし、美味しいのは確かだ。
私のお好み焼きに対する評価を下げているのは、
B級でかまわない料理をあたかもA級のように喧伝する輩だ。
B級映画マニアはその楽しみ方を分かっていて傍から見てすがすがしくもあるが、
B級グルメマニアは時にその場違いな熱意で、料理そのものをなんというか「面倒臭く」する。

お好み焼きやラーメンや牛丼やハンバーガーでごちゃごちゃ言うなよ面倒臭ぇな。

焼き方ミスったくらいで激怒するのやめてくださいよ、先輩。
それとモンジャ食べたこと無い人を差別的な目で見たりするのもやめましょうよ。
一方モンジャの土手作ったくらいで賞賛の声とかも勘弁してほしいっす。
あと寿司屋に行ったらまず白身からみたいなノリで(知らんけど)、
焼肉屋でまず牛タンをレモンで食うのがパブロフ状態の人っていったいなんですか?
あれは後半戦に食したら処刑でもされるんですか。
くそったれ。

話を戻す。
豚肉と卵、ネギ、鰹節、青海苔もそろっていたのでお好み焼きを作ることにした。
紅しょうがが無かったけど、まぁいいだろ。
一応グラム量りながら作ったんだけど、直径25cm、厚さ2cmのフリスビーみたいなお好み焼きが完成。
何とか完食。


4時間後、腹を下す。
5時間後、頭痛と嘔吐感。
6時間後、上記3種の波状攻撃プラス発熱38℃。

なにがいけなかったんだろう。
小麦粉だろうか。
食中毒かと思ったが、徐々に風邪のような症状になった。
全身の関節痛と悪寒。
この一年ほとんど風邪もひかなかったので驚いた。
断続的に襲ってくる腹痛で仕事はストップ。
ベッドで横になってやり過ごす。
少し落ち着いたのでにゅう麺を食べ、風邪薬を飲んで眠りについた。

今朝起きると、熱は引いてた。回復しているようだ。体は相変わらず重かったけど、食欲があったし何より水分を欲していた。
昨日のはいったい何だったのだろうと思っていると、実家の母から電話があった。
本日未明、婆ちゃんが死んだ。



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