作家、演出家、前川知大の鈍ら(ナマクラ)な日々。時々切れ味の良い日も。かなり不定期更新。
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[小説] 「散歩する侵略者」 メディアファクトリーより発売中 [連載] ■週刊モーニング(不定期連載) 「リヴィングストン」 漫画:片岡人生 原作:前川知大
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前川知大          (まえかわともひろ)

  • Author:前川知大          (まえかわともひろ)
  • 海の生き物とキノコと豆、乾物が好きです。F1と料理が好きです。UMAや地獄の関係者も好きです。漬物だけは勘弁してください。
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2010.03.12 Fri
追記(豆)
昨日の記事を書いた目的はコイツを載せたかったからなのに、前段階の乾物話から実家の話に脱線して、本題を忘れてうっかり終了してしまいました。これもまた本末転倒。

前川金時
maekawakintoki

先日ネット通販で豆をいろいろ買ったのだが、その店で前川金時なる豆を発見。
これがスルーできるだろうか。買わざるをえないだろう。
これ新しいペンネームにするか。縁起よさそうだし。
この豆、なんでも北海道の一部の契約農家でしか作られていない希少種で、非常に美味とのこと。
ほぉ。
確かに普通の金時豆の数倍の値段であった。
炊くのが楽しみであります。




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2010.03.11 Thu
備蓄だいすき
改めて言わせてもらうと、料理は趣味というより生活の一部であり、生活の一部でありながら毎日の創意工夫が楽しめて素晴らしいのである。
早朝飯を炊き、その日食べる食物をまとめて作る。よって我が家は必然的に朝食が一番豪華になる。朝方の生活になって久しいが気に入っている。
江戸時代なんかも朝に炊きたてご飯、昼に握りメシ、夜は冷や飯を雑炊でって感じで、その日食べる飯をまとめて朝炊くってのが普通だったようだ(割と裕福な家)。保存ができないので当たり前だが。

冷蔵庫のないご時世から保存食として活躍していたのが乾物と発酵食品だ。
私はこの二つにえも言われぬ魅力を感じており、何かと生活に取り入れ、試している。
発酵食品は栄養の面などでスポットライトを浴びることも多いが、乾物に関してはすっかり日陰の扱いで、スーパーなどで端に追いやられているのを見ると不憫に思ってしまう。「みんなお前らの実力を知らないだけなんだ」と励ましてはみるが、買い占めてやるほどの財力はないので申し訳ない気分になる。乾物は意外と高い。
いや、私まで否定的なコメントをしちゃ駄目じゃないか。乾物は水を吸って戻ると意外なほど膨らむからお徳なのだ。戻るというくらいだから、あのコンパクトさは仮の姿なのだ。まぁシワシワな感じも嫌いじゃないがな。

さて、魅力の一つである保存性だが、発酵食品が徐々に熟成が進み変化していくのに対し、乾物はほとんど変わらない。
食品=生ものというイメージから程遠いあの乾物の無生物感がたまらない。豆、干し椎茸、凍り豆腐、棒鱈などなど、湿度の低いところなら数世紀も持ちそうである。エジプトのミイラもある意味乾物だ、水で戻して調理したら食べられるんじゃないだろうか。
乾物はそのままだと完全に静止、時間が止まっている、死んでいる状態だ。それが水で息を吹き返す。命が芽生える感じすらする。水で戻したワカメなんてそのまま空に飛んでいきそうじゃないか。戻した冬茹のあの瑞々しさはいったいなんだ? そして乾物になる前には無かった味と食感! 乾物は魔法のアイテムだ。風と太陽で食べ物には魔法がかかるんだ! ……興奮してしまった。落ち着こう。

乾物は、食べたら美味しい。それは当然だが、私は保存することの楽しみを主張したい。
私は何かを蒐集する趣味はまったくないのだが、食品を備蓄することには余念がない。
干し椎茸に切干大根、多種多様な豆類、スパイス、昆布など、半永久的(消費期限はあるが私はそう思っている)に保存できるものが棚に備蓄されている安心感、私は棚を眺めて満足気にうなづく。核戦争が起きても私は美味しく豆を炊けるだろう。
ところで、ここで私の母の愚かな行動を紹介しておきたい。
母は還暦を過ぎたその世代には珍しくないが、非常に食べ物を大切にする、もったいないオバケ予備軍である。
ものを捨てられず、何でも冷凍庫に入れておく。冷凍庫なら半永久的に保存できると思っているらしい。

「冷凍庫に入れ過ぎだ。これでは冷却効率が下がるぞ。これらを順に食べなさい」と私は提案する。
「何にも無い時にチンして食べるからいいのだ」と母はまた新たな料理を作る。
「このご時世、何も無い時があるか? どうせ食べないんだから捨てなさい。味も悪くなってるだろう」と私はいつのか分からない鮭を取り出す。
「勝手なことをするな。捨てるなんてもったいない」
「食べないものを溜め込んでるほうが無駄だ。どうにかすべし」

その後母は順次冷凍物を処理したかと思ったら、とんでもない行動に出ていた。
冷蔵庫を追加したのだ。それも業務用の冷凍庫。オルガンみたいな形のヤツだ。実家の台所にそれがあって仰天した。
「冷凍しておけばいつでも食べられる」と自慢気に母は言う。

そうか。
備蓄が好きなんだな、単に。「いつでも」という可能性に溺れたいんだ。食べなくてもそこにあるだけで満腹なんだ。そうか、私も同じかもしれん。人のことは言えんな。
だが乾物と違うところがあるとすれば冷凍庫は維持に金がかかる。それに電気の供給が途絶えたら棺桶に早変わりだ。

「いくらもったいないとはいえ、これじゃ余計金がかかるだろう。節約になっていないんじゃないか?」
「ぐぐ。実はそうなのだ。これ(業務用冷凍庫)を導入したら月の電気代が二千円も上がったのだ」
「本末転倒! 勇気を出せば生ゴミとして処理可能なものを、年間24000円も払って貯めこんでるなんて!」

備蓄が好きなのは家系としても、維持にスペースしか必要としない乾物を棚に溜め込むことは、業務用冷凍庫よりはるかに素晴らしいことが分かっていただけたはずだ。
皆さまも乾物を溜め込んで、核戦争に備えてほしい。
さようなら。






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