作家、演出家、前川知大の鈍ら(ナマクラ)な日々。時々切れ味の良い日も。かなり不定期更新。
日記 | ニュース | 演劇関係 | 宣伝・告知 | 趣味 | 未分類 | 
前川知大仕事状況
sanpobook01.jpg
[小説] 「散歩する侵略者」 メディアファクトリーより発売中 [連載] ■週刊モーニング(不定期連載) 「リヴィングストン」 漫画:片岡人生 原作:前川知大
リンク
ブログ内検索
月別アーカイブ
RSSフィード
鈍ラ・エクスペリエンス
≪2011.10  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  2011.12≫
プロフィール

前川知大          (まえかわともひろ)

  • Author:前川知大          (まえかわともひろ)
  • 海の生き物とキノコと豆、乾物が好きです。F1と料理が好きです。UMAや地獄の関係者も好きです。漬物だけは勘弁してください。
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
「 2011年11月 」 の記事一覧
--.--.-- --
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告    Top↑

2011.11.20 Sun
もう頬づえはつかない
右耳の下あたりあった鈍痛が日々大きくなって、頭痛はするし咀嚼すると響くし、困ったもだと思っていたら顎関節症の疑い。
なんだそれ、と思いつつ病院に行くと顎関節症だった。
噛み合わせ、歯ぎしり、片方だけでよく噛む、頬杖、うつ伏せ寝、猫背、殴られた等々、医師は考えられる原因を列挙するも、私は「心当たり無し」と言う。
「無意識にやっているものだ。それに寝てる間は分からんだろう。ストレスで歯ぎしり等あり得る」

帰って家人に聞いてみる。
「寝てる間の私の具合はどうかね。歯ぎしり等しているかね?」
「していない」
「うつ伏せは?」
「していない」
「寝ている間に私を殴ったりしていないかね?」
「していない」

一週間薬で様子をみて、治らんようならマウスピースを装着せよ。
本番中で色んな人に会うのにそれは困る。
マウスピースを装着した演出家はいやだ。
悪化しないよう、なるべく右顎に負荷がかからないよう、食事の時も気をつける。お酒も控え目に。
原因が分からないまま、顎を気にしつつ暮らしていると数日後、家人が机に向かう私を見て叫んだ。
「それだ!」
ビクッとした私は、左手で頬杖をしてパソコンの画面をにらんでいた。

頬杖。確かにしていた。が、たまたまだろう。
「いや、貴様のその姿勢は見覚えがある」と家人。
「私が無意識に頬杖を付いていると?」
そのような癖は無いと、医師にも否定した私だったが、段々自信がなくなってくる。
確かにこうしてパソコン見てるかも。

それからほぼ毎日、机に向かっていると家人の号令のような声が背中に突き刺さった。
「頬杖!」
ひっ! うわぁ、またやってた。

一週間経ち、先日再び病院に行った。
「生活態度を見直したところ、残念ながら私に頬杖をつく癖があることを、認めざるをえないようです」
「人間は無意識に支配されているのだよ」
と医師は恐ろしい拘束具(マウスピース)を取り出したので、私は診察室から逃げ出した。




スポンサーサイト

日記    Comment(0)   TrackBack(0)   Top↑

2011.11.09 Wed
奇ッ怪から太陽へ
「奇ッ怪 其の二」が幕を閉じ、窪田の事件が一区切りし、「太陽」の稽古もあっというまに終わり、もう青山円形劇場に入っている。今年最後の公演である。

「奇ッ怪2」では能と狂言というテーマと散々格闘した。
観たり読んだりするうちに徐々に楽しめるようになり、理解が進み視界が開けてくると、その奥行に途方に暮れ、
「勉強はしてみたが、何を手がかりにしていいか分からん」
と稽古が始まる前にぐったりしてしまった。
最終的には能の根本にある「鎮魂」という大テーマと、夢幻能という能の物語形式を借用した。
では何を鎮魂するかとなると、震災以外に無いだろう。
それをどのように語るべきか。書くべきことは決まったが題材が題材だけに、距離感がつかめない。前作(奇ッ怪1)のようなテイストとも違う気がする。
台本も演出方針も定まらないまま、稽古に突入してしまった。
連日、稽古の半分は話し合いで終わった。
稽古場で俳優やスタッフから意見をもらい、台本も演出もどんどん変えた。
稽古終盤になるまで私は、一貫性が無いという点においてのみ、一貫性があった。大変な稽古場である。付き合ってくれた皆様に感謝である。

「奇ッ怪2」が終わったら直ぐに劇団公演の準備。
「太陽」はベースとなる台本「双魚」があるからとちょっと油断していたところがある。「双魚」は2006年の中編、読み直してみると、どうもピンと来ない。5年も経つと時代も私も変わっているのだなぁ、としみじみ思い、焦る。完全書き直しだ。これまた七転八倒し、結局世界観を使っただけで、新作となった。でもそれが良かったと思う。
まだまだ稽古不足だが、確実に面白くなりつつある。プレビューとその後に一日取った修正日がキモだ。
あ、でもこういうことを言うと、後半の方が完成度が上がってるはずだから後半に観に行こう、というお客さんが増えるような気がする。自分の周りでもそういう声聞くし。
大丈夫です。何が大丈夫なのか分からないが、大丈夫だ。
むしろ熱量ある前半の方がいい。俳優も元気だし。
私はほぼ全ステージ観るが、実際良い回が後半に集中するということもないのである。初日の出来を越えられんなぁってこともままあるし。
ま、演劇は日々変わるものなんで、結論としては、どっちでもいいか。
ということで、もうすぐ始まります。

* * 

ご報告。劇団員の窪田は退団することになりました。
詳しくはこちらを御覧ください。
沢山のご心配の声をいただき、とても勇気づけられました。
ありがとうございました。


日記    Comment(0)   TrackBack(0)   Top↑

  1. 無料アクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。