作家、演出家、前川知大の鈍ら(ナマクラ)な日々。時々切れ味の良い日も。かなり不定期更新。
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[小説] 「散歩する侵略者」 メディアファクトリーより発売中 [連載] ■週刊モーニング(不定期連載) 「リヴィングストン」 漫画:片岡人生 原作:前川知大
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前川知大          (まえかわともひろ)

  • Author:前川知大          (まえかわともひろ)
  • 海の生き物とキノコと豆、乾物が好きです。F1と料理が好きです。UMAや地獄の関係者も好きです。漬物だけは勘弁してください。
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2007.11.26 Mon
暴走したいわけではないが
歌人の穂村弘さんの短歌に、
「美」という漢字が虫に見える、てこと歌ったものがあった。
ドラッグストアで「美」という漢字を強調するパッケージを見る度にその歌を思い出し、
パッケージのビニールから脱皮するように、ゲジゲジに似た「美」という虫が
もぞもぞと這い出す想像をする。

漢字はじっと見詰めていると、
それが字なんだか良く分からなくなる時がある。
表意文字だからいいのかもしれないが。

単純な漢字ほど時々、こんな漢字あったっけ?と感じる。
北、西、米、土とかシンメトリーなものに多い。
見続けていると、なんだか頭がぐるぐるしてくる。
誰かに見ろと命令されてるわけではないので、やめればいいだけの話だが、
あえてフォントを拡大してみたりして、時々ぐるぐるしてるわけである。
死。この漢字も、なんか変だ。

自転車でよく通る道に、亀屋という店がある。
その店の看板に書かれた文字が達筆なうえ、
亀の旧字体「龜」を使っているせいか、妙な迫力がある。なんか怖いのだ。
その字から想像する亀は絶対にペットショップにはいない。
聖獣の玄武とか古代の大亀アーケロンとか、そんな感じだ。
その看板の前を通る時、怖いもの見たさで目を向けてしまうのだが、
見た瞬間呪われそうな迫力に目をそむける。
旧字体は怖いものが多い。

十年間もパソコン使っていると、漢字が書けなくなる。
PCとケータイのせいで、読めるが書けないという感覚は誰もが持っていると思う。
私は一応書く仕事をしているが、恥ずかしいくらい漢字が書けない。
お店のカウンターで住所などを書く時、いつも不安になる自分がいる。
店員の視線がまたプレッシャーで、二割くらいの確率で、ミスる。
誰かに見られていると不安で字が書けないのは、漢字が弱いということだけではない気もするが。

昔、筆ペンでサイトウという苗字を書く機会があった。
齋藤という難しい漢字のサイだ。
書きながら、多分これは生まれて初めて書く字だなと思った。
ケータイの液晶で字を出してみたが小さくて良く分からない。
心配だったのでPCモニター上で拡大してみた。
漢字の中心にアルファベットのYが入っていたのに度肝を抜かれた。
「Y入ってるよ!漢字くせに。かっこいいなぁ」
と私は激しく興奮したが、周りにいた友達はどうでもよさそうな顔をしていたことを覚えている。

先日、無事東京公演の千秋楽を終えた「抜け穴の会議室」は
今週末から九州へ旅公演に出る。
私もくっついて行くので、しばらく東京を離れることになる。
私の机の前にかけられたカレンダーにはその予定が書き込まれていた。
今日、同居人がふと私に聞いた。
「これ、なに?」
カレンダーには29日の欄から12月にかけてマーカーが引かれ、
その上に堂々と「族」と書かれていた。

「旅」、と書いたつもりだった。



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