作家、演出家、前川知大の鈍ら(ナマクラ)な日々。時々切れ味の良い日も。かなり不定期更新。
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前川知大          (まえかわともひろ)

  • Author:前川知大          (まえかわともひろ)
  • 海の生き物とキノコと豆、乾物が好きです。F1と料理が好きです。UMAや地獄の関係者も好きです。漬物だけは勘弁してください。
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2011.05.26 Thu
趣味はネット通販です。
パソコンとネットの話の続きだが、
次に買った二代目イライザはソーテックのデスクトップで、全く問題が無かった。まぁこの会社も無くなってしまったが。
で今の三代目イライザはDELLのノートだが、もう5年も使っているのでそろそろ買い替えだろう。
一度交換したHDDから時々香ばしい臭いがするし、異音もする。

去年からiPadを使っており、アップル製品の魅力に関心している。
で次は自宅PCをマックにしようと思っているのだが、それ聞いた友人の何人かは、私を非国民のように責めた。
PCとしての優位性云々の議論は今更で不毛だが、最終的に彼らからすると私は、
「いい気になっている」あるいは「モテようとしている」のである。
確かにiPadを使い始めた時、私はいい気になっていた。
こんな、こんなに、こんなことも、と嬉しそうに機能を解説していた気がする。
そんな「いい気」を感じた者はまた、「やれやれ」という態度を取る。
違うんだ、許してくれ。だって、だって楽しいんだもん。

さて、ちょうどソーテックの時代だろうか、演劇を始めたのと同じ頃、私はインターネット通販(主に書籍)の会社に勤めていた。
ネット通販は主にクレジットカード決済である。内側にいたぶんネット通販でカード情報を入力することに、私はほとんど抵抗がない。
事故があれば死活問題になるので、会社は個人情報の管理には最も力を入れる。企業として存続しようと思うなら、基本的に杜撰な管理はしない。
「あぶなくない?」
と言う人がいるが、それほど危なくはない。(ちゃんとした会社なら)

なので私は、その頃から何でもネットで買うようになった。
本、DVD、食材、贈り物、映画のチケット、家具。
毎週のように何かが届くのを見て、
「そんな色んなサイトにカード情報入力して大丈夫?」
と家人は言う。
欧米にくらべ、日本人はカードに対する信用が薄く、現金が一番というところがある。

「カレー粉なんて近所のスーパーで買えばいいじゃない」
「この店のブレンドは真似できん」
「危なくないの? いい気になってると、いつか大変なことが起きるよ」
と家人は不安げな顔をする。
それはまるで、呪術的なものへの怯えに似ている。
神社の鳥居に落書きしているヤンキーには有効かもしれんが、私ならこう答える。
「クレジットの意味を知っているか? 信用だ。何かあったら連中が責任を取る」

家人は言った。
「お前は何かにかぶれている」

ふん。貴様は昔の人か。

家人は私に、ネットでの買い物を減らすように要求してきた。
現金を使わないと、金銭感覚が狂うからだという。節約するのだ。
私は反論した。
「カードなら何に使ったかが全てリストになってくる、現金より明快だと思うが」
「後払いが良くない。未来の自分が常に金を持ってると断言できるか?」
「支払いがあるなら労働意欲も湧くだろう」
「気付かないのか? お前はカード会社にヤク中にされてるんだぞ」
「うるさい!」
「・・・」

それからも私はネット通販を止めることなく、今に至る。

そして、二週間前こと。
カード会社から電話があった。
「失礼ですが昨日の深夜2時、家電を購入しましたか? 12万円ほどの」
「・・・深夜に家電を購入する趣味はない。どういうことか?」
「えー、では○○というサイトで7万円のお買物は、どうでしょう?」
「記憶にないが」
「そうですか、どうやらお客様のカード情報が流出したようです」

おりしもソニーから一億件もの個人情報流出がニュースになっていた頃である。
私はソニーのオンラインサービスに登録していないから出所は違うが、まさか、である。

しかしこのように言って、カード情報を聞き出す詐欺かもしれんと思い、私は慎重に対応した。
自分から情報を言わず、確認した。が、やはりカード会社に間違いはないようだ。
結局、数日の使用状況を確認し、私でないものの支払いは当然しなくて良いことになった。
現行のカードは利用できなくなり、後日新しい番号のカードが送られてくることに。

しかしどこから流出したのか。
登録しているネット通販の会社は三十以上はある。どこに問題があったかなど私には調べようもない。
まさか私にこんなことが起きようとは。

さてここで、注目すべきは家人の対応であった。
私のカード情報流出&不正利用という事態に、
「ほれ見たことか」
「言わんこっちゃない」
「ネット通販は危険」
「いい気になってるからだ」
「バチが当たったのだ」
「神話は終わった」
と正に鬼の首を取ったかのようである。

ぐぐぐ。
いや、私はそれでもなお、問題無しと言えるだろう。
結局金銭的被害にはあってないわけだし、だって考えてみろ、電子マネーの時にも豪語したが、財布を落とした時と比べてみれば分かる、落とした財布に入っていた1万円が戻ってくるか?戻るはずない!だがカードは落としたとしても一円も損することはないのだ。不正利用があったとしても、それは不正利用であって、払う必要はないのだ。そのようなシステムになっているのだよカードは!
大体バチってなんだ。悪いことしてるわけじゃないのに何故バチが当たる?当ててるのは誰だ?現金の神様か?「現金の神様」だと?文字にして気付いたがなんて下品なんだ。俺はそんな奴の軍門には降らん!ネット通販万歳!
はぁはぁ・・・


私の流出事件から約10日後、ある小さなサイトからひっそりとメールが来ていた。

「不正アクセスによる個人情報流出の可能性についてのお詫びとご報告」

・・・お前か。
いや、許すよ。ぜんぜん。
被害なかったし。もう対策はしたし。
若干煩雑な手続きがあったのは確かだが。

メールの文面によると、不正アクセスがあったのは一ヶ月以上前だという。
ソニーは数日間の発表の遅れで、社の信用を大分損なったし、非難のポイントになっている。
この資質はどうやら日本人的らしく、原発事故の情報に関しても同じような問題が国際的に指摘されている。
一ヶ月後にひっそりメールしてきて許されるのはソニーの1/10000程度の件数であるからか。まぁ許されてはないのだろうけど。

「ニュースになるのは大きい会社だけで、実際こういうことって結構あるのかな?」
と家人は相変わらず心配している。

そうかもしれんが、問題が起きるのは人的なミスであって、ネット通販やクレジットカードというシステムが悪というわけではない。
昔から言われるが、科学技術というものは価値中立であり、善悪があるとしたらそれを扱う人間の側である、ということだ。
「私は今までと何ら変わることなく、ネット通販を利用するだろう」
と私は家人に宣言した。
「銃が無かったら殺人は減ると思うが、如何?」
「エコの為に車を廃止できるか?」

無限の議論に入りそうなので私は約束する。
ネット通販における、節約を。


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