作家、演出家、前川知大の鈍ら(ナマクラ)な日々。時々切れ味の良い日も。かなり不定期更新。
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[小説] 「散歩する侵略者」 メディアファクトリーより発売中 [連載] ■週刊モーニング(不定期連載) 「リヴィングストン」 漫画:片岡人生 原作:前川知大
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前川知大          (まえかわともひろ)

  • Author:前川知大          (まえかわともひろ)
  • 海の生き物とキノコと豆、乾物が好きです。F1と料理が好きです。UMAや地獄の関係者も好きです。漬物だけは勘弁してください。
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2011.12.07 Wed
太陽終了
イキウメ「太陽」、東京大阪と、無事全日程終了しました。
ありがとうございました。
劇団的に大変な時期の公演でしたが、プレッシャーをいい方向に転換できたように感じました。



作っているフィクションの世界に、どうしても現実は入り込んでくる。
フィクションの世界にリアリティを与えるために、上手く現実を紛れ込ませるのは、作劇上のテクニックでもあるのだけど、今回は違いました。
洋画なんかだと、クスリで捕まった俳優の復帰作にヤク中の役やらせたり、気の利いたキャスティングがあったりして、「リアルだなぁ~」とかニヤつけるんだけど、そういう感じでもないし、そういう芸風でもない。
劇団には歴史というか、物語があって、それは長く観続けているお客さんと、ここ数回観ているお客さんと、観てみたいと思っていて今回初めて観るお客さんと、みんなイメージは違うと思うんだけど、そういうものがやっぱり観劇する時に入ってくるのが自然だと思う。
実際アンケートを見ても、今回の事件で劇団のことを心配してくれるお客さんが沢山いて、とても有り難かった。
自分達としては、ただ作品を観てもらうしかないと思っていて、いつも以上にフィクションの世界観を作り込もうと意識した。そういうあがきが、きっと良かったんだろうと思う。

ところで、タイトルがシンプルだと、みんなタイトル呼んでくれるんだなぁと実感する。
「太陽」観に行きます、「太陽」よかったよ、とかメールの文面に普通に入ってくる。「プランクトンの踊り場」とか、絶対その手のメールに入ってこないし、会話でも「イキウメのあれ面白かったよねー」て感じになる。
代表作の「散歩する侵略者」ですら、時々会話で「侵略する散歩者」とか「散策する侵略者」とか言われるし。まぁそのまま流しますが。
やっぱ言いやすいタイトルって強いんだな。あぁ「奇ッ怪」もそうだわ。
次回どうするかな。


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